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2016年7月 8日 金曜日

産経ニュースより 小児矯正に関する注意

回は少し前に産経ニュースに掲載されていた内容からコラムを書きます。私にとって大変衝撃的な内容で、子供の歯列矯正において転院相談の56%が不適切な矯正治療を受けていた、というものです。

これまでいくつも矯正治療に関する調査結果を発表してきた日本臨床矯正歯科医会ですが、今回の産経ニュースに提供していた小児矯正に関するデータは、1年間に矯正専門医に転院相談に来た方517名のうち、288名もの方が不適切な矯正治療を受けていたというものです。

転院相談というのは、矯正治療を受けていたが、なかなか治らずにこのままで大丈夫かということでセカンドオピニオンを求める場合、矯正専門医への転院希望相談などです。中には7年以上通っても歯列改善がなかったり、小学生にもなっていない状態から治療開始されていたりと矯正専門医としては信じられない報告があったという内容です。産経ニュースでいう「不適切」というのは様々な状態が含まれますが、多くの不適切治療を受けていた患者さんは頭部エックス線検査もなく、ブラケット(矯正装置)を付けられて治療を開始していたようで、ほとんどが矯正専門医ではない歯科医院での治療だったということです。


矯正専門医が必ず正しいということはもちろんありませんし、一般歯科医の先生でも矯正専門医と同じように矯正に関して勉強をされ、経験を積まれている方もいます。

そのため、今回のポイントというのは、しっかりとした診断を受けて矯正治療を始めているのか?ということだと思います。これまでもいくつか情報提供をしてきていますが、不正咬合には様々な種類と、それぞれの原因がまた分かれています。ひとえに「出っ歯」といっても上顎前歯が出ている上顎前突もあれば、下顎列成長による上顎前突もあります。原因によって、使用する装置や治療期間は変わってきます。
また、叢生(デコボコ、乱ぐい歯)があったとしても常に非抜歯の治療が最良なわけではありません。歯の収まる歯ぐきの骨の大きさ、治療の予後の安定性や顔貌のバランスなどから抜歯が必要な場合もあります。
これらの見極め・診断には、矯正治療の専門的な知識と多くの治療経験が不可欠です。


この記事では専門知識、専門技術がある医院で治療を受けてほしいと書かれていました。患者さまには治療前のしっかりとした診断を行っているかという視点をもって病院を探して頂ければと思います。






投稿者 もも矯正歯科

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