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2016年6月 3日 金曜日

指しゃぶりと歯並び

今日は指しゃぶりと歯並びに関してのコラムを書きたいと思います。

指しゃぶりが長く続くと歯列に影響を与えるということは、みなさんもどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。では実際いつまでに指しゃぶりを卒業しなくてはいけないのかということに関しては小児歯科医と矯正専門医で意見が違いますし、それぞれの歯科医師によっても考え方は違います。なので今回はいつまでに指しゃぶりを止めさせましょうということではなく、実際に長く指しゃぶりが続き、影響を与えるようになるとどうなるかについての情報をお伝えできればと思います。


不正咬合になる原因というのは様々で、遺伝によるものもありますし、舌癖や指しゃぶりのように日々の習慣から生まれるものもあります。舌癖について書いたときにもお伝えしましたが、歯というのはとても弱い力でも動きます。指しゃぶり「程度」の力でも年単位で力が加われば当然歯列にも影響を与えます。

指しゃぶりからくる不正咬合で多いのが出っ歯(上顎前突)とオープンバイト(開咬)です。指をしゃぶり続けることで、上下の前歯が噛み合わなくなり、常に口が開いた状態になります。指をしゃぶる動作は、同時に上顎前歯を外側に引っ張る力も加わります。

意外に知られていないのが交叉咬合、叢生(デコボコ、乱ぐい歯)です。指をしゃぶる力が強くなると、同時に吸い込もうとする力が強まります。この状態は頬が歯列を内側に押す力が加わっています。この力が続くと歯列弓が狭くなり、交叉咬合になったり、歯が並ぶスペースがないことからデコボコに並ぶようになってしまうリスクがあります。


そんな指しゃぶりですが、悪影響ばかりだからといって1歳、2歳からすぐにやめさせるようにする必要はありません。そもそも指しゃぶりは眠気や寂しさをやわらげ、安心を得るために行っています。無理にやめさせようとすると発育や性格に影響を与える可能性もあります。4歳を過ぎても指しゃぶりが続くようであれば、矯正専門医に相談するのがおすすめです。歯並びに影響が出ているかどうかを診てもらい、たとえ現状歯列が悪くても永久歯列期になると自然に納まるということもありますので、少し先を見越して専門医で正確に診断してもらうということが良いと思います。




投稿者 もも矯正歯科

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