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2017年1月20日 金曜日

成人矯正が増えてきている

最近街を歩いていると矯正をされている成人の方をよく見ます。見えない裏側矯正(舌側矯正、リンガル)やインビザラインのようなマウスピース矯正を含めると実際はもっとたくさんいらっしゃるかもしれません。

ということで、今日は成人の方の矯正治療が実際増えてきているという内容になります。

以前も何度かご紹介しました日本臨床矯正歯科医会という矯正専門医による学会が発表したアンケート内容で、少し前のデータになりますが、傾向がわかるものなのでご紹介したいと思います。


■小児矯正(18歳未満)と成人(18歳以上)の割合

・1998年
18歳未満:75%
18歳以上:25%

・2003年
18歳未満:68%
18歳以上:32%

全国の調査結果のため、東京近郊では、より成人が多いと思います。東京や神奈川などは舌側矯正などをやられている矯正専門医院も多く、成人の矯正を希望される患者さんに応えられる医院さんが増えているからです。


■成人の矯正患者男女の割合

・1998年
男性:20%
女性:80%

・2003年
男性:26%
女性:74%

成人の患者さんの男女比を見てみると、男性の矯正患者さんが少しだけ増えてきているのがわかります。これも大森含めて東京近郊はもう少し男性も多い気がします。特に品川近辺だとビジネス上の見た目や英語で仕事されている方の発音の問題などから男性も多く矯正治療を受けられているようです。


■成人患者の年齢層と男女比(2003年)

・18歳~39歳:90%(男性27%/女性73%)
・40歳~59歳:9%(男性13%/女性87%)
・60歳以上:1%(男性28%/女性72%)

最後に成人の患者さんの中で見てみると、40歳以上の方が10%いるというデータになっています。基本的に口腔内が健康な状態であれば年齢関係なく矯正治療は受けられること、そして先に書いたように舌側矯正などが発展してきた経緯もあり、だんだん年配の方が矯正治療に前向きになってきているのではないでしょうか。


もっと最近のデータがあればご紹介したいのですが、傾向としては成人の患者さんが増えてきているのは間違いないと思います。顎の成長など考えて小児のうちに上顎前突(出っ歯)や下顎前突(反対咬合、受け口、しゃくれ)などの治療をするメリットもありますが、大人になってからでも十分治療は行えます。お仕事の都合なども考慮に入れて安心して矯正治療を提供できるよう考えていますので、気になることがあればいつでも相談頂ければと思います。


投稿者 もも矯正歯科 | 記事URL

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