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2015年2月16日 月曜日

不正咬合(歯並び)の種類

不正咬合には、審美的な不正咬合、つまり見た目に関係してくる不正咬合と、生活に支障をきたすことがある機能的不正咬合と2種類あります。
今日は矯正治療を受けられる多くの方が気にする審美的な観点の不正咬合の種類についてご紹介します。


① 上顎前突(じょうがくぜんとつ)
一般的にいうと出っ歯のことです。上の前歯が極端に出ている状態のことを指します。日本人に多く見られる不正咬合の一つです。審美的な悩みをお持ちの方が多い歯並びですが、前歯で食べ物を咬み切れなかったり、口が閉じられず口呼吸になるなど機能的な問題も大きい咬み合わせです。

② 反対咬合(はんたいこうごう)
反対咬合は受け口のことを指します。下の歯列が上の歯列よりも前に出ている状態です。下の歯列だけが前に出ている場合もあれば、下顎の骨ごと前に出ている場合もあります。上顎前突同様、状態がひどくなると機能的にも不都合が出てきて、発音がうまくできないなど様々な弊害があります。

③ 叢生(そうせい)
叢生は凸凹の状態を指します。八重歯や乱ぐい歯のことです。顎が小さく、歯が綺麗に並ぶスペースがない場合などに多く見られます。笑った時の見た目の印象を気にされる方が多い歯並びです。食べ物が詰まりやすい上にハミガキがしにくいため、虫歯や歯周病のリスクが高い咬み合わせです。

④ 中離開(せいちゅうりかい)
これはあまり馴染みがない言葉かもしれません。正中というのは一番前の2本の歯の間の線のことを指します。正中離開ということは、その一番前歯に大きな隙間が出来ていることを指します。これも笑った時の見た目の印象を気にされる方の多い歯並びです。


色々な種類の不正咬合がありますが、そのいくつかが合わさっている場合がほとんどです。奥歯などは鏡を使っても見にくいため、ご自身でお口の状態を把握することは難しいと思います。ご不安やご心配のある方は、矯正専門医に一度ご相談されることをお勧め致します。




投稿者 もも矯正歯科