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2014年12月17日 水曜日

第一印象と歯並び

対人関係において、第一印象というのが大きく影響するという話は色々なところで耳にします。始めの30秒で相手を判断しているといったような本もあります。

矯正治療をする目的は人それぞれ違いますが、今回は見た目に関連した第一印象と歯並びについてのコラムを書いてみようと思います。


先日興味深いデータを見つけましたのでご紹介します。それは、日本人の約9割に当たる89.6%もの人が笑うときに口元を隠すことがあるという調査結果です。調査をしたのは15年ほど前になりますが矯正歯科医会神奈川支部で行った調査で、海外の同様の調査ではアメリカで16.7%、イギリスで0%という数字が出ているそうです。

数字で見てみるとビックリしますが、確かに笑うときに口元を隠す人はよくみかけますよね。始めこの数字を見たときに、食事の際には口を開けないようにするなどマナーとして教えられ、日本は口元を隠す方が上品というイメージがあるのも影響しているのかも知れないと思いました。しかしこの約90%の人になぜ口元を隠すかという質問をしたところ、八重歯、でこぼこ、受け口、出っ歯などの歯並びの悪さを隠したいという答えが多かったそうです。つまり、食事の際のマナーなどとは違う観点からの数字だったということです。


実際歯科矯正治療を終えた患者さんに感想を聞くと、口を隠さずに笑えるようになったという喜びの声を多く聞くことが出来ます。

矯正治療に来られる子供の中には、叢生(でこぼこ)や出っ歯、受け口によりいじめを受けてしまっていたという方もいらっしゃいます。第一印象だけでなく大きく本人のイメージに影響を与えてしまっていた歯並びを治療することで自信を取り戻し、明るく生活できるようになったという声は後を絶ちません。

学校であれ、会社であれ人と接する際に口元や歯並びを気にしないでいられるようになったというのはとても嬉しいことです。これからも1人でも多くの人が笑顔に自信を持てるように矯正治療に携わっていきたいと思います。

投稿者 もも矯正歯科