症例ブログ

2015年4月 8日 水曜日

八重歯について

今日は八重歯についてのコラムを書いていこうと思います。

日本において八重歯はチャームポイントとして捉えられてきたと思いますが、年々、八重歯を矯正治療したいという人が増えてきていると感じます。それは、八重歯だったアイドルや女優さんがキレイな歯並びにされることで審美的な価値観の変化が起こってきたということもありますが、八重歯を放っておくことが歯の健康にあまりよくないということが認知されてきたことも考えられます。

この八重歯を放っておいた場合の大きな弊害は、歯磨きのしづらさではないでしょうか。歯が重なっているため、歯の根本部分までブラシを当てることが出来ません。そのため食べかすが詰まりやすく、虫歯や歯周病につながる可能性が通常の歯列の場合に比べて格段に上がってしまいます。また、磨き残しから口臭の問題につながってしまう場合もあります。
子供(中学生や高校生)の場合だと部活動などでの衝突によるケガのリスクが出てくることもあるでしょう。

ではこの八重歯はどうして本来の歯列から飛び出してしまうかというと、顎と歯の大きさのアンバランスに起因します。乳歯列期から永久歯列期になった際に、歯に対して顎が小さく、歯の並ぶスペースがきっちりと出来なかった場合に多く起こります。特に犬歯は他の歯と比べて生えてくる順番が後になりますので、犬歯が八重歯になることが多いのです。


子供の場合は八重歯だけでなく、スペースを確保することで抜歯の可能性を下げることが出来ます。永久歯列期に入る少し前くらいに一度診断をされてみてはいかがでしょうか?

投稿者 もも矯正歯科 | 記事URL

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